西山の四季

このページでは西山の四季を少しづつご紹介します


2024,1,7八条ケ池 アオサギ


  歩道橋の上から至近距離で撮影できました。

  露出が合わず夜のようになっていますが4時頃です。

  鳥類は1,3億年前爬虫類(恐竜)の前肢が羽に変化し飛べるようになったと

いわれています。大きなものは今の重力では飛べませんので

小さい恐竜だったようです。

  鳥は空を飛ぶために進化してきた動物で、いろいろ特徴があります。

1)骨は中に中空の部分があり、強いですが大変軽くできています。

2)歯や顎がありません。頭の重さを軽くするためといわれています。

3)消化器は長く餌を体内に置いておくと体が重くなるので丸呑みされた餌を特急で消化、排出します。

前胃の次に砂の入った胃(砂嚢)を使い強力に消化、後の部分も短く、たとえて言えば食べる端から次ぎ次ぎと糞として排出します。

   4)呼吸器も2つの肺を持っており、吸う時も、吐くときも常時新鮮な空気が供給されるようになっています。.

   体温も高く(鶏40度ℂ超)、脈拍も多く(鶏220~380回/分)

   大変急いで生きていますので短命です。自然状態のスズメの寿命1~3年。

 

 


2023,12,7 八条ケ池 マガモ、オオバン


長岡天満宮・八条ケ池西側の木や藤の茂みは、身を隠しやすく、鳥が良く集まるスポットです。

池の上の橋から至近距離で写真撮影できます。今日はマガモとオオバンがいました。

全身真っ黒がオオバンです。


2023,9,27  フジの実、アゲハ


今年、京都は7月、8月に続き9月(今日9月27日の最高気温は32,7度ℂ)も30度ℂ超える異常高温で推移しています。京都は7月26日、8月12日の2回38,9度ℂを記録しました。

24日からは秋分に入っており秋です。秋は実りと蝶などは世代交代の季節です。

フジの実とヒャクニチソウにとまるアゲハです。


2023,7,27 西山の夕空


酷暑が続く中、7月27日(木)、夕方西山の空が赤黄色に染まり、光の帯のようなものが観測されました。飛行機の航跡でしょうか。雷が鳴っていましたが雨はありませんでした。当日の京都の最高気温は38,8度ℂです。

 


2023.6.11 ホタルブクロとササユリ


ホタルブクロ キキョウ科の多年草 

 袋のような花の中にホタルを入れて遊んだことから由来する名前です。

 白花もあります。

 2023,6,9 西代(にしんだい)農園で撮影

ササユリ  ユリ科の球根植物

 葉や茎がササに似ているところからこの名があります。

 うすもも色で奥ゆかしく、茶花としても珍重されます。

 2023,6,4 キャプ場付近でМ氏撮影 、野生のものです。

 

 花言葉は「上品」「純潔」で、ガラシャ夫人を象徴する花もユリです。

2023,5,5 ギンランとコスミレ

西代(にしんだい)里山公園の近くでIさんが見つけました。

ギンランはキンラン科ギンラン属の多年草です。

植物好きはキンラン、ギンランをセットで覚えます。

両方とも2014京都府レッドデータブックでは、絶滅危惧種です。

珍しく貴重なものです。

ギンランの花言葉はおとなしい貴婦人です。

スミレは多種ありますが、葉の形、花の色(薄紫)などからコスミレと思われます。

 

 


2023,4,10 コバノミツバツツジ

西山は何時もより早く、1年で一番よい季節になりました。

K氏と立石橋からサントリー新道を西山キャンプ場まで歩きました。

コバノミツバツツジがきれいに咲いています(盛り過ぎ)。

ふもとの竹やぶではタケノコが盛りです。

写真はコバノミツバツツジとシダの芽です。


カモのこども 2023,2,8

 17時半頃、小泉川、もう暗いのにカモの親子連れ(こども5~6羽)とカワセミもいました。カモのこどものきれいなのはオスです。


カワセミ(続報)2023,1,29

晴れたので、再度カワセミを撮影に行って来ました。

150ミリの望遠ですが、腕が悪いので上手く撮れません。

枝にいるところ2枚、飛び出すところ、獲物をくわえて引き返す場面です。


カワセミ・・・2023,1,26 

西代(にしんだい)里山公園の近くでカワセミとシラサギがえさをとっているところにたまたま出会い、写しました。普通のカメラを拡大したのでぼやけています。

次は簡単な望遠レンズで挑戦してみます。


クモラン・・・2022,4,30 西山で発見

 クモランは着生ラン(木の樹皮に根を伸ばしている)の1種で大変珍しいものです。

 クモのような形で枝に張り付いており、春先には豆粒のような小さな薄黄緑色の

 花をつけます。スギの木の下に落ちていました。前夜の風雨で落ちたものでしょう。

 この写真では花はつけていません。

 育てることは山野草の専門家でも難しいです。

 京都府のレッドデータブックでは絶滅寸前種です。

 注)レッドデータブックの区分は1)絶滅種2)絶滅寸前種3)絶滅危惧種      

   4)準絶滅危惧種5)要注目種です。



ヤマザクラ・・・大原野のカフェから 2022,4,7

このところ3年間はこのカフェからヤマザクラの花見をしています。その前は背割りサクラによく通っていました。

隣のお屋敷に植えられているものです。

ヤマザクラは日本の固有種で昔から山に生えているものです。

赤紫色の葉芽と白・薄ピンクの花が一緒に出てきます。

遠目からもごわごわした質感があり、優美というより強い生命力を

感じます。事実他の桜より寿命が長く200年~300年生きます。

 

 


2021,6,23 キヌガサタケ便り

昨年より早く、623日の朝にキノコの女王、キヌガサタケに出会いました。

柳谷道の竹藪の中に、3つ見つけました。

2つは今朝のものです。写真1、2

中国では栽培され、柄とレースの部分が食用にされます。

写真3,4は10年程前香港で購入したキヌガサタケの乾物です。

高級食品、熊猫(パンダ)印、「竹笙」と書いてあります。

スープに入れて食べましたが、不思議な食感でした。

 

 


2021,4,8 アゲハチョウ飛来

アゲハチョウがクンシランの花にやって来ました(2021,4、8)

アゲハチョウは赤色、紫色が好きで、じっととまっていましたので近寄って写すことができました。

昆虫は動物の進化の系統では、鳥類より先に地球に登場し空を飛べるように

なります。

5億年前海から植物に続いて動物が陸に上がってきました。

色々な形の動物が上陸、分岐、発生していくのですが、昆虫はエビ、カニ類と同じ節足動物として最初の頃に、上陸、発達していきます。

始めは地上をはっていたのですが、やがて4億年前に翅を得て、空を飛べるようになったと言われています。

翅を持つようになった記述を古い子供用図鑑から引用します。

「とべない昆虫のある種のものは、前胸の両側にうちわ形につき出したものを持っていました。これが後に変化して、現在の昆虫の翅になったと考えられています」。

大きなトンボやゴキブリのようなものが先で、やがて小型で翅を早く動かせる小型昆虫に進化したと言われています。

昆虫は種類が多く、小さくてどこにでも潜り込めるので陸上で最も繁栄している生物と言われます。

 

(たいへん大雑把な記述なので、現在の高校生テキスト「改訂版生物、改訂版生物基礎、数研出版令和21月印刷、インターネット「ウィキペディア」昆虫・進化などをご参照下さい)


2021,2,7 小泉川のアオサギ

アオサギは大きな鳥(トビよりやや大きい)で、桜橋と柳谷橋の間のススキのところに舞い降りてきました。

背中側は青色がかった灰色、腹側は白色に灰色の線が入っています。

このあたりで見られるサギの中では一番大きいです。

この写真は正面を向いたアオサギを拡大しました。

魚や昆虫を探しているようです。

さて鳥や昆虫はなぜ空を飛べるようになったのでしょうか。

鳥類は1.3憶年前、恐竜(は虫類)の前肢が羽根になり鳥に進化したと言われています。

昆虫は4億年前違う進化で、はね(翅)を得て空を飛べるようになります。

鳥は羽ばたきや滑空で、昆虫の多くは翅を振動するように動かせ(1秒間に200回?)飛んでいます。

 

よく分かっていませんが昆虫も鳥も大きく移動できることで2億年の地球の大変革(小惑星の衝突など)を乗り切って生存域を拡げ、最も繁栄してきた動物と言われています。


2020,10,15 アサギマダラがまたやって来ました

アサギマダラが旅の途中(1015日)に私たちの畑に立ち寄ってくれました。

植えてあるフジバカマの蜜を吸うためです。

フジバカマはオスの求愛用のフェロモンが含まれる蜜を持っています。

昨年も来てくれたので2度目です。

アサギマダラという蝶は遊牧民のような蝶です。

暖かさと蜜や食べられる食草を求めて、繁殖活動、世代交代をしながら、東北、北海道から台湾、中国本土まで2000キロ以上も行き来します。

春は暑さから逃れるため北に向かい、秋は寒さに追われて南下します。

さてアサギは伝統色の名前ですがどんな色でしょうか。写真のうすい色の部分です。

薄い藍色、空色、ステンドグラスの透明な部分の色といった微妙な表現をされます。

翅(はね)は拡げると10センチ前後、黒、赤みをおびた茶色、アサギ色のまだら

模様です。

胴も黒と白のまだらです。

長い口で蜜を吸っています。

ファンの多い、話題一杯の蝶なのでみなさまインターネットでご参照ください。

 

 


2020,7,12   キノコの女王、キヌガサダケ

柳谷観音に上る竹藪の中で、今年もキヌガサダケに出会いました。

レースの部分、柄の部分、てっぺんの帽子の部分もよくわかります。写真1、

黒緑の帽子の部分から悪臭を出して、虫を集めます。

一般のキノコは胞子が風、雨で分散しますが、キヌガサダケは虫やカタツムリ、

ナメクジなども胞子を分散させます。そのための匂いのようです。

そばにゼリー状のものに包まれている卵状の幼菌もありました。写真2、

 

これが日の出前に割れて柄が出てきます。ある高さまで伸びるとレースを拡げ始めます。